「私ね。中学三年生の時拓夢と付き合ってたのは、知ってるよね?」

首縦にふった。

「拓夢には言ってないけど……いじめられちゃって……。あの人なにげにかっこよくて優しいから女子から人気があって」

『お前なんか死ね!』

『学校くんな!』

そんな言葉が頭をよぎった。けど私はギュッと目をつぶった。