パシッと腕を掴まれた。
後ろをふりかえると神崎さんが汗をかいて息を切らしながら私を見ている。

「おまっ……ちょっ……まてって……」
肩で息してる。

「待ってどうするの!?何か話すことでもあるの!?」

私は神崎さんの手を振りはらってそう叫んだ。