「……?」

また寝てた……?

「……わかったか」
「……あぁ。……ならな」

話し声が聞こえる。2人かな?
声のする方に耳を傾ける。

「そうやって未来の気持ちをもてあそぶならもう別れろよ」
「テメェにそんなこと言われるすじあいねぇよ。万が一別れてもお前にだけは絶対やらねぇ」

え?……神崎さんは私と別れる前提で……
あぁ。そっか。元々付き合ってないし。

ポタッ。と床に水が垂れた。
え、涙!?
うそ……っ