何だろ、なんかやだな。
香菜里が海斗君と仲良くしてるの見るの


私ってそんなに、香菜里が居なきゃやだ!みたいなキャラだっけ?

何か胸がチクっとする。
ガンかな?んなわけないか


ガヤガヤガヤガヤ

「うわぁ!体育館に沢山人が..........。」

どうしよう、私人混み苦手なのに。
香菜里は、知らないもんなぁそんなこと


「香菜里、ちょっと人が少ないところを通ろうよ」

「えー、めんどい〜。イイじゃん、こっちの方が近道だし!」

よくない‼私が良くないの〜泣
どうしよう、香菜里は人混みに混ざりに行く気だ!


やばい、気持ち悪くなってきた。
香菜里が、言っちゃう。

「ちょっと美沙菜‼早く来てよー」

「うっ、うん。ちょっと待ってね、今すぐ行くから........」

クラクラしてきた。前が良く見えない。

ガツン

いった〜

何かに足が当たりバランスを崩した。

グラッ!
やばい倒れる⁉

バサッ!

あれっ⁇痛くない

「大丈夫?」

「えっ⁇」

私が倒れてもいたくない理由が分かった

そこには見知らぬ男子が私の下敷きになっていたから。


「うわぁ〜⁉すっ、すみません‼
あっあの....、お...お怪我....」


クラクラして、言葉が出てこない。

「大丈夫だから、ゆっくり喋って見て。
ちょっと人混み抜けようか、その方が安全だね。」


私は声が出なくて、コクンとうなづいた

香菜里。先に行っちゃったかな⁇
後で合流すればイイよね。


「あの。ありがとうございます。」

「いえいえ。大丈夫だよ。」

「あの、お名前は..........?」