あーあ、完全遅刻だな。
初日から遅刻って、どんだけよ。

ガラガラガラガラ
「スミマセーン。遅れました!」


私と香菜里が、そう言うと。
先生が、説教する前に聞き覚えのある声が聞こえた。


「あれ⁇さっきのお姉さんじゃん!
同クラとは、思わなかったね!」


「げっ!さっきのちびっ子!」

声の行方を探すと、先ほどのちびっ子が居た。


私が某然と見ていると、ちびっ子が私の目の前に寄ってきた。


「お姉さん!よろしくね、俺海斗!
お姉さんは?」

馴れ馴れしいなー。早く席につきたいんだけど。先生カンカンだよ。

「私は.........」

名前を言いかけた、その時隣から、


「よろしくねー!海斗君!私香菜里。
海斗君って、可愛いねぇ〜」


いつの間にか香菜里が、私の前でちびっ子と仲良く話して居た。


馴れ馴れしく、名前まで呼んじゃってさ


「よろしく。香菜里さん。所でお姉さんの名前は?」


「えーっと、私は...........」


「お前らなぁ〜、遅刻してなに和気あいあいとしゃべってるんだぁー?先生を忘れるとはいい度胸だな。」


私達は、先生に説教をされる前に席についた。

にしても、海斗君か。香菜里の言った通り、可愛い。
犬みたいだなぁ。

私が海斗って、を見ているとあっちも気づいたのか、私をみるなり、
ニッて笑った。

ドキン

あれ⁇何今の?心臓の鼓動が早い。
苦しいな、なんか変なの食べたかなぁ?