それから1週間、千春には不思議がられたけどRENの話はしなかった。






でもやっぱり、ずっと好きだったRENを嫌いになれるわけない。





複雑な気持ちのまま、教室にいても右隣りは絶対見ないようにしていた。






そんなとき、昼休みに違うクラスの大倉くんに声をかけられた。





「ねー、今からちょっと付き合ってくれない?」





「う、うん。」





大倉くんはサッカー部でけっこうかっこいい。





女子からの人気も高い好青年って感じ。





私はなにも深く考えずに大倉くんについて行った。