いつも通りの孝太郎との電話。 「孝太郎って、なんかすごい人なの?」 『は?』 「中学のとき、県の選抜だったって聞いた」 『あぁ。別にすごくはないだろ』 「よくわかんないけど、すごいんじゃない?」 『そーかなぁ』 孝太郎は別に興味がなさそうだった。