「薫はあの時の俺には何も言わなかったな。
幸太君に聞いての一点張りで。伝言をちゃんと頼んど至って」
「それから意識が戻って起きたら坊主だったっけな。それから約30年間俺は平凡に生きてきた」
「後遺症とかなんですか??」
頭蓋骨をわるほどの事故だ、ない方がおかしい
「医者にも奇妙がられたけどそれがないんだよね。俺自身も奇跡だと思うけどね、」
「……それで話外れてしまったけど伝言を聞かさてもらってもいいかい?」
亮さんは少し覚悟したかのような険しい顔をしてた
「…本当はお母さんに聞くべきなんですけど、効くすべがみつからないので、事件の真相を教えてもらってもいいですか??」
「…それが薫の伝言?」
「あ。いえ違います…けど」
正直この嫌な話を早く聞いて俺はスッキリしたかった
小さな溜息をついて亮さんは重い口を開いた
「薫をさしたやつはただの一目惚れだったらしい、本当にそれだけでストーカーをして、薫を殺した。本当にそれだけの理由だった。」
…あまりにもあっけなくて肩の力が抜けてしまった
俺は何も言うことができずそうですかとしか言えなかった
「なんの面白みも物語性もない。そんなバカみたいな理由で薫は殺されたんだ。俺があいつを殺してやろうって何回も思った、でも殺せなかった」
「どうしてですか??」
俺だったらきっと、殺してしまうだろう
恵がそんなことで殺されたら痛めつけて殺してしまう。
「そんな事をしたら残された薫の家族たちを誰が支えていくんだ」

