男二人して海を見ながら座った。
「ここでプロポーズしたんだ。」
こちらを、みずにひたすら海を見ている亮さんを見つめていた。
薫さんはこの人のことを好きだったんだよな
ここでプロポーズをされて、薫さんはどんな気分だったんだろう。
きっと嬉しくて仕方なかったのかな。
でも1ヶ月後殺されると知っていたから
きっと体を八つ裂きにされるくらい
苦しくて泣きそうだったのかな。
「まさか断られるなんて思わなかったなあ。でも薫様子おかしかったんだよね。ちょうど一ヶ月前くらいから。」
「幸太の、話を聞く陰り、きっと1ヶ月後に死ぬって分かってたからなんだろうかね」
「ちゃんと、言って欲しかったですか??1ヶ月後に死ぬって。」
「まあね。君の言った通りそのペナルティで記憶を消されてしまうとしても、あの時の俺は最後まで薫を支えてあげたいって、きっと思うと思う。」
ああ、薫さんはこんなに愛されていたんだ。
そう思ったら涙が不意にこぼれ落ちた。

