最高寿命二週間の生活記録




その質問をした瞬間
薫さんの無邪気な笑顔が消え
悲しそうな顔をしていた


「.........もう一年前くらいからストーカーされてたんだと思う。どうしてストーカーをされたかなんて私が聞きたい。死神さんに余命宣告された後、どうして私なんだろうってたくさん考えた。でも、心当たりなんてなかったの......だからね、幸太君お願いしたい事があるの。」


そう言うと
さっきまで女の子座りをしていた薫さんは
正座をしてまっすぐ俺を見た

「なんですか?、」

思わず真剣な顔の薫さんにビビってしまい
体勢を整え
背筋を伸ばした













「実家の私の花屋に行って欲しいの」