イライラしているのを察したのか
俺の頭を撫で始めた
「まあ、あっちの俺も焦ってたんだと思うしそんな怒らないで」
と笑いながら言う
俺は撫でている手をはたいた
「焦ってたって?」
あいつが、焦る??
そういえばほぼ無理やり俺に薬を飲ませようとはしてたな
「あー。それは本人から聞きな 」
と困りながら頭をポリポリ掻き出す
「...はい、」
納得はしてないがとりあえずうなずいた
それから日が出るまでこれから彼女が起きるまで一緒に時間を潰した
散歩したり雑談したり
一番驚いたのは
薫さん生きていた頃は
半信半疑だったが本当にあまり昔ではないということだ
約30年前だということに一番衝撃をうけた
「あの...そんな簡単に生まれ変われるもんなんですか??」
「あー、生まれ変わるのには個人差があるんだけど、別に死んだあとの未来に行くなんて限らないからね。」
「...??ってことは俺が生まれ変わるときもしかしたら100年前とかもありえるんですか? 」
「全然良くある話だよ。」
うわー、なんか嫌だなあ
あ、でもバブル時代とか一度行ってみたいもんだ
まあ30年前ってあまり変わらないんだな
コンビニも周りのヤンキーも
30年たっても変わらないんだな...
「あ、幸太君そろそろ、戻ろうか」
??
そう言うと俺の手を引き
ライターをつけた
シュボッ
そう音を立てて俺の視界が一気に真っ白になった

