最高寿命二週間の生活記録


一瞬にして俺のお気楽な考えは思考停止した

そして何回もヨキの言った言葉を頭の中で再生した
目の前には母親であろう人と仲良く花の手入れをしている
みるからに人の恨みなんて買いそうにないこの姉さんが


「どうして、殺されるんだよ」


この人が俺の前世の姿なんて信じ難いが

少し懐かしい気がするんだ
デジャブみたいな
お母さんらしき人も
この花屋も

なんかとても懐かしい気がしてならない

ヨキは落ち着いて
丁寧に教えてくれた


まるで末期ガンの余命宣告するときの医者のように

姉さんは
絵に書いた、まるで安いドラマに出てきそうな
theいい人
だったという
近所の人からも好かれていて
老若男女誰からも嫌われることなく
平和に生きていたという

誰にでも優しいのがアダになったのだろう
しかし、1年前から
ずっとストーカー被害を受けていたらしい

そして、明日。


そのストーカーに殺害される




そうヨキは言った


「いや、待て、警察に行けば済む話だろう」


「薫はそれを何回もやったが、取り合ってもらえなかった。証拠が何一つなかったからね。」



姉さんはこの1ヶ月たくさん考えたらしい
いっそ遠くに引っ越すとか
沢山案を考えたらしい

が結果は
家族たちと最後まで一緒に居ることを決めた



そうヨキは教えてくれた