最高寿命二週間の生活記録




「…あー。ごめん。俺の手冷たいよね」
思わず手を離そうとした

「いや、平気だよ」
そう言って恵は手を繋ぎ直した

それが嬉しくてちょっとニヤけるのを抑えながら歩いた


「幸太君問題です。水族館館で私が一番好きな物は何でしょう」



「ラッコ。」


即答した。
去年たしかそんな話をしたのを覚えてたから
俺は少し得意気に言っ た

「違いまーす。」


「え!?」


俺誰かと間違えたか?
一人でパニックになった。
いや、間違える筈がない、
聞き間違えたのかな??

そんな俺を見てクスクス恵は笑った

「幸太君去年の、話を思い出してラッコって言ったでしょ??」


「え、うん。」



「あの時じつは嘘ついたんだよね。あの時見栄を張っちゃった」

へへっと笑う恵

「え?じゃあ正解はなんなの??」

「クラゲ」


「え?クラゲ??」


「うん、変わってるよね。だからあの時とっさにベタなラッコって言ったの」


恵は子供みたいにしょぼんとしていた。

「いや、ラッコはベタじゃないでしょ、ベタといえばペンギンとかイルカとか…」

ラッコが一番好きですってあまり聞いたことない



「えー。でもラッコ好きもいるよー。」


そう恵はドヤ顔でいった。