ーーーヨキ目線


ーーー送信完了

いつもどうり幸太君について
資料と違う所を訂正して送信した


まあ、薫ちゃんに会って以来全然違うけど。


ーーーー♪

まあ、毎度のことだがユキさんから電話がかかってきた


「ーーはい、もしもし、いつも思うんですけど、俺にばっか構ってないで自分の仕事したらどうですか??」


「アンタの仕事の面倒を見るのも私の仕事なの。アンタがそもそも薫さんと無理矢理会わせず資料どうりやってたらこんな面倒を見ることもなかったで!しょ!!!」

嫌味っぽく言って来た。
...確かに、俺はてっきり暇なのかと



「...すみません。...やっぱ、資料どうりにやらなかった事怒ってますか??」



「いや?まあ、別にいいんじゃない??よくある事だよ、」


「...え?そうなんですか?」


こちらの世界、つまりいわゆる天国では
一人の人生を変えたところで支障なんて無いに近い。


確か日本の
何かの映画で見たけど

人の人生は木だと言ってたっけ

まさにその通りで、
少しくらい違う枝に行った所で
管理人の仕事が増えるだけだ。


まあ、違う枝に行くことは
超能力を持っている人以外でも
稀にあることで


それは天国の俺たちとは少し違う管理人たちが見てるんだっけ??




「ヨキ!!!」



ハッと我に返った。