ギクッ
「えーっと」
「話してないのかい?」
「あ、いえ、話しましたけど...」
俺は正直に話した。
最後まで何も言わず亮さんは聞いてくれた
「...ということなんです。」
明日で別れようとしている事も
恵がそろそろ死ぬことに気付いたこと
話終わると亮さんは大きな溜息をした
「なんというか、ヘビの生殺しだね」
「はい??」
ヘビの生殺しって
聞いたことあるけど意味までは知らなかった
「えっとね、つまり中途半端って事かな?説明しずらいけど、半殺しにして止めを刺さないってことかな??」
「なるほど、でも俺そんなつもりは…」
「いいや、結果的にはそうだよ」

