最高寿命二週間の生活記録




ー♪

来るかなと思ってはいたけど

すぐ亮さんから折り返し電話が来た


「...はい、もしもし。幸太です。すみません夜分遅く」


「あー、こんばんわ、それは全然気にしてないけどワン切りはいただけないね」

昨日のように亮さんは豪快に笑う


「すみません、時間帯気にしてなくて、夜遅くって気付いて思わず切っちゃいました。」


そうかそうかと亮さんは言った。
電話越しからだと寝起きとかでは無さそうだ。

俺はホッとしてとりあえず昨日のお礼を言うことにした

「昨日は送っていただきありがとうございました。」


「いやいや、全然構わないよ。こちらこそわざわざ遠くから来てくれてありがとうね」


俺は電話越しなのにヘコヘコと軽く頭を下げていた





「お礼をいおうと思って電話しただけなので、それじゃあ...ー」



「あ、幸太君、」


「はい?」

切ろうと思って準備した指をとりあえず引っ込めた



「好きな子には話したのかい?」