最高寿命二週間の生活記録



俺と恵はとりあえず家を出て
自電車に乗らず
歩いていた
高校生の時、自電車で二人乗りしてたら
恵のお父さんに怒られたからだ。



「恵、俺が自電車の事で恵のお父さんに怒られたの覚えてる??」


外に出た時には泣き止んでいた恵は
少し目が腫れていたが
いつもの恵に戻っていた


「うん。あの時はごめんね、私から二人乗りしたいって言ったのに」



「いや、あんとき実は少し嬉しかったんだ」


「え?? 」

「恵はスゴく大切にされてるなって、思って、実はあの時少し嬉しかった。まあ、あの時は恵のお父さん怖かったけど」

俺は父親がいないから
いまいち恵のお父さんとの接し方が分からなかったっけ

多分最初は恐らく嫌われてたんだろうなあ。


「お父さん、心配症だからね。でも幸太君の事、気に入ってたんだよ??」



「え、あんな怖かったのに??」



「それは愛情の裏返しじゃない??」



クスッと恵は笑った



うーん。やっぱりお父さんは分らない