最高寿命二週間の生活記録



「それは.........」

俺は言葉に詰まった
なんて言ったらいいのか分からなくて
頭の中は真っ白だった
それでも、机とにらめっこしては
チラチラと恵を見た

恵は真っ直ぐ俺を見て辛そうな顔をしていた


「私よりはっきり見えてるってことは、私より、その黒い物体に関して詳し言ってことだよね......」


恵は少しためらったような顔をしたが
大きく深呼吸をして
口をあけた

「私は...ね、その黒い物体を何回を見てきた。それで、それをつけている人は必ず年を越さずに死んだんだよ。
幸太君、お願いだから、私の顔をちゃんと見て」



今にも泣きそうな声でそう言い
俺は机との睨めっこをやめ恵を直視した


ああ、今にも逃げ出したい
恵を励ます言葉も
喜ばす言葉もなく


俺がいえる事は
全て
恵を傷付ける事しかないんだ