いつも以上にぼーっとしていて
いつのまにか授業が終わり
下校した
あー、そろそろ長い坂を、また登らなくては
そんな事しか下校途中の私は考えてないわけで
「あの」
その声でふと後ろを振り返った
うん、予想はしてたけど山田くんだ
「...何??」
「一緒に帰らない?」
周りを軽く見渡すと私たち以外の生徒はあまりいなかった
これならいいかも
「うん。」
私は頷いた
男子と一緒に、しかも二人きりで下校なんて生まれて初めてだった
「よかったー。嫌われてるのかと思ってた」
そう柔らかい笑顔で山田くんは言った
「いや、嫌いじゃないです」
「ってなんで敬語なの??同い年なのに」
「えっと、、ごめん」
きっと、話すのに対して緊張してるんだろうなあ
って、自分で思った
それから
いろんな話をした
趣味とか、嫌いな先生の話、進路、
下校の時遭遇したら
山田くんから近づいてきては
一緒に帰る生活を
卒業するまで繰り返していた
山田君は野球部だったから夏休み終わるまでは
週に2回くらいしか遭遇しなかったけど

