学校に着くと
もう山田くんは当たり前だけど教室にいて
ほらまたぎこちない笑顔で
みんなと話していた
さっき見たあの笑顔の方がカッコイイのにな
と思っていた
席についてぼーっと山田くんを見ていると
視線に気づいたのか
目が合った
ビクッとして
私は急いで小説を取り出して読んでいる振りをした
これじゃまるで私が片思いしているみたいじゃない
けして好きなワケじゃないのに
なんで最近の私はこんなぎこちないのかな
きっと
ただ、いきなりの山田くんとの
接触で
たまたま
なんとなく
好奇心で山田くんのことが人として気になっているだけだもん
そんな馬鹿みたいな言い訳を
自分の中で言い聞かせていた
そう。これはきっと好きって感情ではない

