あー、プロポーズ嬉しかったなあ
ウェディングドレス着たかったなあ
亮ちゃん、これから他の人のことを好きになって
幸せな家庭を築くんだろうなあ
……嫌だなあ
っていうか好きな人の幸せって心から願えない私は最低だ
26歳にもなって。
本当最低だな
「薫ちゃん、幸太君、会えたって報告着たよ」
パソコンをいじりながら死神さんはいう
そのでかいパソコンどっから出したんだろう
「どうだったのー?」
そういうとDVDを、見せびらかせてきた
「ジャーン、詳しくはこれを見ればわかりまーす、ちゃんと高画質だよ」
「ハイテク過ぎてついていけないよ死神さん」
本当 天国ってこんなもんなんだ
想像と違いすぎて頭がついていかなかった
まあ見るけどね
それからジッとお互い何も言わず見た
30分くらいの短編だった
映像が飛ばし飛ばしだった
犯行理由と
伝言を伝えてくれた所しか写っていなかった
あと、亮ちゃんは幸太君と何を話したんだろう
「……なんか、なんとも言えないね。あっけない。あんな理由で殺されたんだね。」
まあどっちにしろあの日に私は死んじゃってたみたいだけど
やっぱり、殺されたくはなかったな

