「俺が真実を言ったところでペナルティで消されてしまうんですよ?」
「だとしても。言わないよりはマシだと俺は思うよ。どんなに傷ついてもいいから、忘れてもいいから俺は最後まで愛していた薫の傍にいてあげたかった。そう思うよ。結局今の今まで何もわからないまま、進めないまま30年間不毛に生きてきたよ」
返す言葉もなく
なんて反抗したらいいかさえ分からなくて
きっと、
俺の選択は間違っていないと
認めて欲しかったんだ
でも
現実はそうではなく
薫さんも、亮さんも
俺の考えとは違う逆を進めてくる。
いったいどっちが、
正しいのだろうか
どっちを選択したら
恵は楽なのだろうか
「幸太、もう着いたよ」
「あ、はい」
ふと、見たら俺の家がもう目の前にあった
「いや、本当に最近のカーナビはすごいね、住所を打ち込んだら目の前まで案内してくれるんだから」
そう豪快に笑っていた

