さっきから思っていたけど
この人はきっと一度いい始めたら聞かないそうだと察したので
俺は言われるがまま薫さんの実家でご飯を食べることにした
「あらー!あなたもご飯食べていくのー??」
「そうそう。俺が誘ったんだ」
「いきなりすみません。大丈夫ですか?」
「何を謝ることあるのよー!もう大歓迎よー!!三人で食べましょー!!」
「……3人?」
あれ、そういえば、お父さんの姿を見てない
嫌な予感しかしない
いや、まさか、
「あー。もう亡くなったのよ。十二年前に。男の人って女の人より寿命が短いって言うけど本当だったのねえ」
十二年前か。
俺が6歳ぐらいの時か
「あ〜、もうそんなに立つんだね」
そう、かぼちゃの煮付けを食べながらなに食わぬ顔で亮さんが言っていた

