目を開けると、そこには見知らぬ天井がオレンジ色に染まっている光景が見えた




…あれっ?




わたし、何してるんだろう?




確か自販機にジュースを買い行こうとして、それから…




ボーとした頭で起き上ろうとすると、突然頭に激痛が走る




「っ~~!!」




「おっ、起きたか」




カーテンの隙間から保健の宮森先生が顔を覗かせた




「…このまま意識が戻らなかったら、親御さんに連絡して、病院に連れて行ってもらおうと思ってたけど、いやぁー、起きてくれてよかったよかった」




「…へ?」




「お前、今日の午後ずーっと意識が飛んでたんだぞ」




そう言って、持っていたカップからコーヒーを一口飲んた宮森先生に対し、わたしは口をパクパクと動かした




午後…意識がずーっと…?