「それに、見えてないし」 眼鏡をかけていないあたしには、優斗の裸なんて見えていないようなものだ や、裸なことくらいは見えてるけど… 「可愛くねぇな」 呟かれた声に可愛いと思って欲しいなんて思ってないと心の中で悪態をつく すると顔に出ていたのか、あたしを見た優斗の顔が怖かった 「服着ろ」 「え、なんで?」 ズボンを履く優斗をまじまじと見つめる 「外行くから」 「何しに?」 もう時刻は夜の八時 外へ何しに行くというのだろう