「それにあたし15分も前に着いて待ってたの。」 「ああ。」 「なのに簡単に帰るっていうのも気に入らない。」 「悪かった」 「別に、もういいよ。全部あたしの押し付けだから。」 すると優斗は私の身体を仰向けに反転させる。 「良くねえだろ。」 優斗の腕が私の頭の横につく。 「だからいいって。」 「俺は嬉しい。」 「…は?」 「感情くらい押し付けろよ。それって俺のこと好きだからだろ?」 …なんだか今日の優斗って、