はあ…

名前呼んだのも、
一緒に帰るんだ!って言う見せつけ?
…私、性格悪いな。

私も何もすることないから
帰ってるけど、きついな。

だってね、今も好きな人が
目の前で 違う女の子と帰ってるんだよ?

肩並べて…笑いあって…

後ろからそれを見てるって…
私の努力不足なんだろうな。

気にしちゃダメだ。

さや「あっ!心愛~!今から 結李の家行くんだけど一緒に来る~?」

家…?!

結李「ちょ、何言って…」
え、何それ…。そうだよね、
なんで、お前まで来るんだよって感じだよね。
「私は、いいや!じゃっ!」
二人の顔を見ずにそう言い
走った。
心がズキズキしていた。
「っ…っ…結…李…く…ん……」

気付いたら朝を迎えていた。
泣き疲れて寝ちゃったのか…

今からシャワー浴びて学校とか
間に合うわけもなく、
結李くんに会わない訳もない

もう。いっか、

お風呂から出て
ケータイをさわる。
3件着信あり
だれ?こんな朝から…。
2件メールあり
メールも、、、

真実からだった。

『心愛、学校こないの?』
『ちょっと!来なさいよ??!』
真実には悪いけど 行くつもりなんてない。

~♪

真実から電話…

「はい…」
真実「はい、じゃないわよ、ちょっと話したいことがあるから。家あけて?」

まさか…


そのまさかでした。

ガチャ

真実「心愛…家上がるよ?」

真実を家にいれた。

サボキチをみてビックリしていた。
しばらく気まづい雰囲気が、ながれる。
その沈黙を破ったのが 真実だった
「…よし、本題に入るか。なんで学校来なかったの?」

「結李くんがとさや…」
真実「やっぱり…。結李くんのこの好き?」
それだけははっきり言える。
「大好き」

真実「じゃあ話すか。」
真実は、ゆっくりと話始めた。
内容はこうだった。


校内で結李くんのファンクラブがあって
その時仲良かった、
心愛と、結李くんを離そう会
ていうのができて
沢山の人が会員だった。
けど、次はさやに変わり
さやと結李くんを離そう会ができてた。
しかしさやの信者も沢山いた。
会員は減ったものの数人いた。
そのうちの会長が、結李くんと近づきたいから
さやと結李くんの後をつけた。

結李くんの家に着いて
結李「じゃあ、バイバイ」
さや「家入れてよ!」ギュッ
さやは、結李くんを抱きしめた
結李「もう芝居やめろよ。」
さや「!?私は本気だよ?!…もしかして、心愛のことまだ好きなわけ?言ったでしょ?光は、心愛が好きなの。心愛も光が好きなの。わかるでしょ?」
結李「…」
さや「親友の邪魔するの?幸せを奪うの?」
結李は抱きつくさやをほどいて
静かに家に入った。

真実「…わかった?結李くん、さやに騙されてんだよ!」
心愛「う…そ……。結李くん…」
真実「結李くんは心愛のこと守ろうとしてるんだね」
心愛「っ…ぅ…ど…したら…いいかな…」
真実「結李くん…学校早退したよ。」
家に行けと伝えたいのだろう
心愛「ありがと!」
真実ほんとにありがとう。
誤解を解いて気持ちを伝えなきゃ。