いってきまーす。

サボキチは、日に日に
色が濃くなっていく。

ほんとに犯人恨んでやる。

そんなこと考えながら道を歩く

それにしても こんなに寒かったんだ。
こんなに学校って遠かったっけ?

…こんなに寂しかったっけ?

真実「心愛っ…どうしたの?結李くんは?!」
「結李…く…ん…は…」
真実「うん、うん。落ち着いてから聞くから。」
だめだ話すと涙が出る。
二人で歩く。
「え、うそだろ、まぢかよー(泣)」
急に後ろが騒がしくなる
真実「え、嘘でしょ…」
え?何?
振り向こうとした瞬間ー

真実「なんでさやと結李くんが…」

私の目に映ったのは結李くんとさやの姿。
あ、付き合ったんだ…。だから
メールも登下校もダメなんだ。
分かってたのに…。

大丈夫!
いつも通りの生活にもどるだけ。
大丈夫。
サボキチがいるもん
大丈夫…
さみしいのは今だけ。
大丈夫…?
大丈夫…なわけ…ないよ。