痛い…痛いよ…
みんなの視線が痛すぎる!!
結李くんと歩くだけで皆に
ヒソヒソ言われるんだ…
でも、そんなことより…
かっこよすぎるくせにいい匂いなんだよ////

「はぁ、心臓もたないよ…」ボソッ

結李「え、なんて?」
女子「キャーーーーーーー(泣)」
「///わわわ///ちっ近いよ…!」
みんなから見たら
チューしたって思われてるよ…//////
結李「ごめん!耳悪いんだ…」
「…う…うん///」
やばっ、真剣に謝ってる///
かわいい…まともに顔見れないよー(泣)
「こ…ここが図書室!」
「…あ!了解!ニコッ」

そこから色々教室を紹介して…

キーンコーンカーンコーン…

私の幸せな時間が終わった…

「西浦さん!」
「は…はい!///」
「次も案内してくれる?」
「…よろごんで!!!!!(泣)」

キュンキュンさせるよな(泣)
なんなの、アイドルだからか!

それから毎時間 同じ時間を過ごした。

キーンコーンカーンコーン…
先生「じゃー、またあした!」
皆が一斉に私の周りに集まる
え、なんで?ま、なんとなくわかるけど
「ねえ、心愛ちゃん、結李くん彼女いるって?」
「結李くんて、どんなこがタイプなの?」
「結李くんの誕生日は?!」
やっぱりね、
「ねえ…朝 結李くんと、ちゅーしてたの…?」
「ち…ち…ちゅーだなんてそんな///」
結李「西浦さん!今日はほんとにありがと!助かったよ!」
かっこいいいいいい←
「結李くん帰ろっ!」「私も帰る!」
結李くん結李くんうるさいな…。
はあ、帰ろっと。
「…あ、西浦さん!まって!
皆、ほんとにごめん!西浦さんと家近いんだ、だから…ごめんね、また明日!
…西浦さん行こっか!」

「え、なんで、心愛とすっかり仲良しじゃん」
皆、ザワザワしだした。泣いてる子もいる。
…てか「え!!??」
結李「え、ダメ…だった?」
なんでそんな子犬みたいな顔してるの(泣)
可愛いすぎる…。
「そんなわけ無いよっっ////」

そんなこんなで教室を後にしたー

廊下を歩く。
今日、一日中校内案内してたけど…全然慣れないよ////

夕暮れにふたりの影が伸びる。
結李くん、背高いな…。

「…」
「…」

沈黙が続く。
絶対 私 おもんない女だ(泣)

気づけば家の前ー
結李くんが立ち止まって
「今日は、本当に楽しかった!ありがとう!
俺もう少し向こうだから!じゃあまた明日!」

あ、行っちゃった…
結李くん…か…

いつも通りベランダへ向かう

弱ったサボキチに出来事を話した。

「でも…あれ?なんで結李くん、私の家わかったんだろ…家近いってわかったんだろ…」

そのまま眠りについてしまった

ー翌日ー

サボキチに挨拶をして
家をでる

ドンっ

「痛っ」
真実朝から本当に元気だな。
「西浦さん!おはよ!」
え、結李くん!!!!

キューン♡←←←←←

「お…おはよ///////」
「一緒に行こっ?」
最高。
「う…うん!行こ「おはよー♡結李!心愛!」
最悪。
「さやちゃんおはよ!」
いつの間にさやちゃんて呼んでるの(泣)
「でさ〜なの〜結李も思わない?」

てか、いつの間にかさや馴染んで話してるし…

足が重くなってきて
二人の速度についていけなくて距離を置く

後ろから見たらお似合いだな

私よりも話し上手のさやの方が…
「え…」いきなり視界に手が出てきた。
「西浦さん?行こ!大丈夫?」
結李くんの手が私に伸びている。
「さや…は?」
聞きたくないけど聞いてみる
「何言ってるの?西浦さんと、約束したでしょ?一緒に行こって ニコッ」
やっぱ好きなんだな、私。

それから毎日 約束もしてないのに
わたし達は登校を共にした。
知らなかった事もわかるようになってきた。
結李くんは、パパラッチに追いかけられて
疲れちゃってここで休んでる事。
帰るときにバイバイって言わないのは
明日また会おうって意味がこもってること。
結李くんの家はサボキチをダメにしたあの
マンションなこと。
それなりに距離は縮まった。

そして2ヶ月を切り冬を迎えた頃ー

「西浦さん」
下校中、隣にいる結李くんは
私を呼んだ。
未だに名字呼び。しかも"さん"付け。
「髪…伸びたね…」
急に立ち止まるから
振り返ると
「///////」
顔近っ!!
髪を触りながらい言う。

どこか大人っぽくてー
真っ直ぐでー
吸い込まれそうになるー。
結李「きれいに伸びたね!ニコッ」
そう言うといつも通り笑って
トコトコ歩き出した。

はあはあ…///今の何!!(泣)
心臓とまったよ(泣)

「じゃ、帰ったらメールするね…」
そう言っていつも通り私の家の前でバイバイした。
でも今日はどこかさみしそうで…
遠かった。
[〜♪]
あ、結李くんからメールだ♪

「…………え……?」
メールを見て頭が真っ白になったー

メールには、
「明日から登下校一緒にできない。ごめん。あと、メールも最近忙しそうだからやめよっか。じゃあ。」

「なんで…うぅっ…」

いつも登下校一緒にしてたから
結李くんが笑ってくれるから
特別な存在に近づけたと思ってたけど

私の勝手な思い込み…

だったんだね…