「なー、シュウー。東京で、同じ部屋やんかー」
「うん」
「俺ら、いつも一緒やなー」


何を甘えているんでしょうか? 万里也様。


しかも、秀一郎様にしなだれかかってるし。


あたしは見えてないのか? 空気か? H2Oか?


「シュウー、な、これ見てー」


着ていたシャツの襟元を広げて、万里也が見せたのはアザの跡。


秀一郎の顔色が変わる。


「見せんなや」
「せやかてー、見せたいしー」


もしかして、それはキスマークとかいう物でしょうか。


あの忙しい中、よく女の子と遊べたな。


って言うか、相手は誰だ? 今写真週刊誌に狙われてるって言うのに。


マネージャーとして一言注意を与えなければいけない。


「万里也君、女の子には気を付けて下さい! 」「何聞いとんじゃ、ボケがぁ! 」


今度は、ペップスnextのボトルが投げられた。


キャップが閉まってて、良かったよ。