『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』

「先輩ー、こんな所でーオシゴトしなくてもぉー」
「ごめんなさいね、今、本社に送信したら終わりにするわ、綾女ちゃん」
「んもぉー、でもぉー、そんな先輩も、ス・キ」
「可愛い」


綾女と先輩も仲良さそう、でもパパに知れたら大変かも。


今夜は2人で同じ部屋だろうなー、真島さんが気付くだろう。


「何1人でボケーっと食べてんのっ! ワインが無いわよっ」
「はいはい、すみません」
「気が利かない、全く」
「えーと、白ワイン下さいっ」


米山、ロブスターのツメを歯で割らないで下さい。


あー絶対夜、邪魔しに来るよな。


どうしてこう2人で幸せな旅行とか出来ないかな、3年前の箱根で強引に迫ればよかったよ。


いつになったら結ばれるのでしょうか、あたし達は。


神様、お願いですからそろそろお許しいただけませんか?