顔を真っ赤にし、メガネをくもらせながらケイコを続ける2人を見ていて、明日に対する不安がわきあがる。
負けたって、絶対にその場で解散・引退宣言なんかさせない。
摩理依の事だって、いつか何とかしてみせる。
「なーに力入ってんの」
「いえ、これから先を思って」
「大丈夫よ、あの子達なら優勝出来るから」
マージナルとの話を知らない米山は、真剣な顔で2人の様子を見ている。
まあ、知ったところで、きっとsuper ㎡を応援するんだろうけど。
「米山さん」
「なに? 」
「なんで彼らを追っかけてたんですか? 万里也が女だって分かった後も」
しばらく考えてから、答えを教えてくれる。
「最初は見た目だった、だけど芸に惚れたのよ」
「同じ芸人として……」
「それもあるけど、持って生まれた天才の才能にあこがれたの。だから、今、マネージャーになれて幸せ」
そういう理由だったのか、あのストーカーぶりも。
「明日、お互いに頑張りましょう」
「当然よ、シホっち」
固く握手をし、彼らを見ると客席に見立てたこちらに頭を下げていた。
この態度が、審査員にどう映るのか。
負けたって、絶対にその場で解散・引退宣言なんかさせない。
摩理依の事だって、いつか何とかしてみせる。
「なーに力入ってんの」
「いえ、これから先を思って」
「大丈夫よ、あの子達なら優勝出来るから」
マージナルとの話を知らない米山は、真剣な顔で2人の様子を見ている。
まあ、知ったところで、きっとsuper ㎡を応援するんだろうけど。
「米山さん」
「なに? 」
「なんで彼らを追っかけてたんですか? 万里也が女だって分かった後も」
しばらく考えてから、答えを教えてくれる。
「最初は見た目だった、だけど芸に惚れたのよ」
「同じ芸人として……」
「それもあるけど、持って生まれた天才の才能にあこがれたの。だから、今、マネージャーになれて幸せ」
そういう理由だったのか、あのストーカーぶりも。
「明日、お互いに頑張りましょう」
「当然よ、シホっち」
固く握手をし、彼らを見ると客席に見立てたこちらに頭を下げていた。
この態度が、審査員にどう映るのか。


