「どんな願い事でもいいよ、でも……」
「わかってるよ、困らせたりしないって。一緒に、優勝賞品のカリフォルニア旅行に行って欲しいんだ」
そんな願い事ならいくらでも叶えてあげるよと、手を握る。
「いいよ、もちろん」
「休みを取って、2人だけで」
海外で本当に初めての夜を迎えるのか、うわー、考えたら興奮して来た。
顔が真っ赤になり、思わずほほを手でおさえる。
「あ、鼻血」
「えっ! 」
興奮し過ぎて、彼氏の目の前で鼻血を出してしまった。
「ティッシュつめて、シート倒すよ」
「ごめんー」
「志穂らしいや、ハハッ」
浮かべた笑顔は、あたしだけに見せる本物。
「プレゼント渡すね」
「うん」
渡してくれた物は、ピンク色の頭を付けた小さなロボット人形。
きっと、あたしに見立てて作ってくれたのだろう。
ちょっと体が太めに出来ているのが、何だかシャクにさわるけど。
「わかってるよ、困らせたりしないって。一緒に、優勝賞品のカリフォルニア旅行に行って欲しいんだ」
そんな願い事ならいくらでも叶えてあげるよと、手を握る。
「いいよ、もちろん」
「休みを取って、2人だけで」
海外で本当に初めての夜を迎えるのか、うわー、考えたら興奮して来た。
顔が真っ赤になり、思わずほほを手でおさえる。
「あ、鼻血」
「えっ! 」
興奮し過ぎて、彼氏の目の前で鼻血を出してしまった。
「ティッシュつめて、シート倒すよ」
「ごめんー」
「志穂らしいや、ハハッ」
浮かべた笑顔は、あたしだけに見せる本物。
「プレゼント渡すね」
「うん」
渡してくれた物は、ピンク色の頭を付けた小さなロボット人形。
きっと、あたしに見立てて作ってくれたのだろう。
ちょっと体が太めに出来ているのが、何だかシャクにさわるけど。


