「あの、このまま本物の万里也君と入れ替わってはいただけないでしょうか? 2人の気持ちは分かるんですけど、今は大事な時だし、それに不安材料を抱えたままsuper ㎡としてやって行くには」
秀一郎は、摩理依の側から立ち上がり、あたしにこう返す。
「嫌や」
だけど、もう無理だ。
「シュウ……」
熱の下がった摩理依は、彼の手にすがる。
それほど、好きだというのか……。
ムッツリスケベでも、一語文しか話さなくても、ドSでも。
「大沢」
「はいっ! 」
「最後までやらせろや、MANZAIーGPが終わるまで」
初めて聞いた秀一郎の長い言葉は、あたしの胸を弾丸のように貫く。
「最後までって」
「もうエエのや、結果次第で引退しても」
困るって、あたしは今度こそクビになるって。
秀一郎は、摩理依の側から立ち上がり、あたしにこう返す。
「嫌や」
だけど、もう無理だ。
「シュウ……」
熱の下がった摩理依は、彼の手にすがる。
それほど、好きだというのか……。
ムッツリスケベでも、一語文しか話さなくても、ドSでも。
「大沢」
「はいっ! 」
「最後までやらせろや、MANZAIーGPが終わるまで」
初めて聞いた秀一郎の長い言葉は、あたしの胸を弾丸のように貫く。
「最後までって」
「もうエエのや、結果次第で引退しても」
困るって、あたしは今度こそクビになるって。


