「今日は俺、帰るよ」
「ナルも泊まればいいのにー、シホっちの誕生日じゃん」
「また最近、週刊誌につけられてるって言われたしさ」
「それは困るから、帰って」
あたしのセリフだよ、それは。
米山は、さっさと布団に入ると寝始めた。
見送ろうと部屋を出て、一緒にエレベーターに乗る。
「ごめんね、いつもこんな状態で」
「いいよ、ヨネとは2人とも友達だし」
違う、絶対に。
「いつか必ず、2人っきりになろうね」
一応、天然なりに結婚という単語を口にしないように気を使ってくれている事が嬉しくなり、ギュッと背中にしがみつく。
「大好きだよ、敬介。だから絶対に勝ってね、2人に」
「でも、志穂が……」
「いいよ、もうクビになっても」
迷いは消えた、あたしは敬介の彼女だ。
必死に戦おうと言う彼を応援しなくちゃ、会社なんて気にしない。
頑張って、敬介。
「ナルも泊まればいいのにー、シホっちの誕生日じゃん」
「また最近、週刊誌につけられてるって言われたしさ」
「それは困るから、帰って」
あたしのセリフだよ、それは。
米山は、さっさと布団に入ると寝始めた。
見送ろうと部屋を出て、一緒にエレベーターに乗る。
「ごめんね、いつもこんな状態で」
「いいよ、ヨネとは2人とも友達だし」
違う、絶対に。
「いつか必ず、2人っきりになろうね」
一応、天然なりに結婚という単語を口にしないように気を使ってくれている事が嬉しくなり、ギュッと背中にしがみつく。
「大好きだよ、敬介。だから絶対に勝ってね、2人に」
「でも、志穂が……」
「いいよ、もうクビになっても」
迷いは消えた、あたしは敬介の彼女だ。
必死に戦おうと言う彼を応援しなくちゃ、会社なんて気にしない。
頑張って、敬介。


