翌朝、2人を学校に送り届ける間、万里也の様子を確認した。
何だか顔色が良くない、やっぱり昨日のあの声が気になって来る。
「万里也君、調子が悪いんじゃない? 」
「気にすんなや、ボケェ! 」
言葉はいつものように悪いけれど、どことなく弱弱しく聞えた。
何か秀一郎との間に、あるんじゃないんだろうか。
手首のアザだってまだ治ってないし、それに目の下には大きなクマも出来ている。
夕べ、隣で何が行われていたのだろう。
乗越に到着し、降りて行く彼らの後姿を見ていると、急に万里也がよろけ、秀一郎はカバンを放り出して体を受け止めた。
コンビ仲は悪くない、幼なじみだけあって、むしろいい方だし、同居していてもケンカの音すら聞えない。
でも夕べは違う、部屋に妖しげな空気が漂っていた。
デキているという事だろうか、やっぱり。
何だか顔色が良くない、やっぱり昨日のあの声が気になって来る。
「万里也君、調子が悪いんじゃない? 」
「気にすんなや、ボケェ! 」
言葉はいつものように悪いけれど、どことなく弱弱しく聞えた。
何か秀一郎との間に、あるんじゃないんだろうか。
手首のアザだってまだ治ってないし、それに目の下には大きなクマも出来ている。
夕べ、隣で何が行われていたのだろう。
乗越に到着し、降りて行く彼らの後姿を見ていると、急に万里也がよろけ、秀一郎はカバンを放り出して体を受け止めた。
コンビ仲は悪くない、幼なじみだけあって、むしろいい方だし、同居していてもケンカの音すら聞えない。
でも夕べは違う、部屋に妖しげな空気が漂っていた。
デキているという事だろうか、やっぱり。


