それと同時に、新聞受けの穴から切れ切れになった万里也の声が耳に入る。
『カンニン……シュウ……』
な、何の声でしょうか。
あの小鬼1号が、そんな声を出すなんて。
思わず部屋に戻り、米山よろしく壁に張り付いて様子をうかがったけれど、それ以降は何も聞えては来なかった。
1人モンモンと頭を抱えて悩んでいると、お父さんからの電話がある。
『志穂ちゃーん』
うわっ、呼び出しですか。
「何の御用でしょうか? お父様」
『今度、マンションにお邪魔するからー』
「結構です、先輩も仕事で忙しいし」
ほら、先輩が目当てだよ。
どうせ掃除するとか何とか言って、そんでもってついでにアイサツをとか、更に夕食まで手作りしてポイント上げようっていく作戦。
うわー、卑怯。
『カンニン……シュウ……』
な、何の声でしょうか。
あの小鬼1号が、そんな声を出すなんて。
思わず部屋に戻り、米山よろしく壁に張り付いて様子をうかがったけれど、それ以降は何も聞えては来なかった。
1人モンモンと頭を抱えて悩んでいると、お父さんからの電話がある。
『志穂ちゃーん』
うわっ、呼び出しですか。
「何の御用でしょうか? お父様」
『今度、マンションにお邪魔するからー』
「結構です、先輩も仕事で忙しいし」
ほら、先輩が目当てだよ。
どうせ掃除するとか何とか言って、そんでもってついでにアイサツをとか、更に夕食まで手作りしてポイント上げようっていく作戦。
うわー、卑怯。


