「申し訳ございませんでした、私どもの教育が行き届かず。ジャッキーズさんの方には後ほど、お詫びをさせていただきますので」
きっちりと頭を下げる先輩、それなのに2人は相変らずぶ然とした顔のまま。
「そこまでは、生徒同士のケンカですし。お2人が東京での身元引き受け人なので、お越しいただいただけですから」
恐縮する先生から2人を引き渡され、車へ戻る。
その間、向島先輩はずっと黙ったまま。
さすがにこたえたのか、2人も大人しく従う。
車に戻り、あたしが運転を始めると同時にお説教も始まった。
「いいかい、今度はこれで済んだけれど、次からは事務所同士のケンカになるんだよ。ハギモトとジャッキーズのケンカなんて、前代未聞だ。君達だって、ジャッキーズの影響力はよく知っているだろう、向こうとケンカしてTV出演できなくなったタレントだって大勢居るんだよ、ウチだってそうそうかばい切れない! 」
かわいそうな事に胃を押さえてるよ、先輩。
しかし、そんな思いも知らずに反撃に出る万里也。
「じゃかぁしい! 何がアイドルじゃ。そんなん、お笑いもでけるワシらに比べたらヘみたいなモンやないけ、あいつらのコント見てみぃや、ちーっともオモロ無い」
「ん」
「反省してないみたいだね、ちっとも」
きっちりと頭を下げる先輩、それなのに2人は相変らずぶ然とした顔のまま。
「そこまでは、生徒同士のケンカですし。お2人が東京での身元引き受け人なので、お越しいただいただけですから」
恐縮する先生から2人を引き渡され、車へ戻る。
その間、向島先輩はずっと黙ったまま。
さすがにこたえたのか、2人も大人しく従う。
車に戻り、あたしが運転を始めると同時にお説教も始まった。
「いいかい、今度はこれで済んだけれど、次からは事務所同士のケンカになるんだよ。ハギモトとジャッキーズのケンカなんて、前代未聞だ。君達だって、ジャッキーズの影響力はよく知っているだろう、向こうとケンカしてTV出演できなくなったタレントだって大勢居るんだよ、ウチだってそうそうかばい切れない! 」
かわいそうな事に胃を押さえてるよ、先輩。
しかし、そんな思いも知らずに反撃に出る万里也。
「じゃかぁしい! 何がアイドルじゃ。そんなん、お笑いもでけるワシらに比べたらヘみたいなモンやないけ、あいつらのコント見てみぃや、ちーっともオモロ無い」
「ん」
「反省してないみたいだね、ちっとも」


