カラッポの君-恋計画-


「ありがとう。大切に着る」

本当に、嬉しい。

ありがとう。

「泣かないでよ」

テツが隣に座った。

「ごめっ…」

「心配いらない。俺たちに任せて」

「…はい」

ポンポン、とあたしの頭を叩いた。



「しかし…何、それ」

テツが包帯を見ていた。

「別に」

「美味そうだな、おい」

「は?」

「西川アユムっ。俺にも淹れて」

テツが見ていたのは、マグカップだったようだ。