「そういえば、なんでここにいんの?」 あたしの素朴な質問に、 「意味はない」 淡々とワタルが答えた。 「……は?」 「ここ来るのに許可いんの?」 「そうじゃないけど」 意味もなく来る場所じゃないじゃん。 こんな路地裏。 「ック…俺がお前に会いにきたとでも思った?」 意地悪そうに笑って、あたしを見る瞳が。 今にも黄色く光りだしそうで。