人知れず、夜泣き。

 
 「んー。 じゃあ明太子スパ」

 「いいねぇ。 超簡単♪ じゃあ、近くのスーパーでちゃちゃっと材料買って来る!! 橘くんはテレビでも・・・まだ届いてないので、その辺で昼寝してて」

 木内が財布を持ち、スクっと立ち上がった。

 昼寝って・・・布団もないのに。

 「オレも一緒に行く」

 床に手をつき立ち上がろうとすると、

 「橘くんに持ってもらわなきゃいけない程材料買わないから大丈夫。 行ってきまーす」

 木内がオレの肩を押して座り直させ、1人で買い物に行ってしまった。


 
 部屋の中には何もない。

 よって、何もする事がない。

 仕方が無いから、木内に言われた通り寝転がってみた。