人知れず、夜泣き。




 木内の許可が下りた為、1人で食器コーナーへ。

 派手なもの、シックなもの、カッコイイもの、カワイイもの、色々あってやはり鍋を眺めるより格段に楽しい。

 『あ・・・こういうの、オレ好きだなー』

 シンプルだけど、所々オシャレな模様の入った食器セットが目に留まる。

 これは100均には絶対に売ってない。

 ・・・引越し祝いって事で買ってやろう。

 木内の料理は何の器に入っていても美味いけど、これに乗せたら絶対オシャレ。

 食器セットを買おうと店員を探していると、

 「橘くーん!! お鍋も決まったからお会計して帰るよー」

 フライパンと鍋を持った木内が、オレを探しに食器コーナーにやって来た。

 ついでに木内が持ってるヤツも一緒に会計してやろう。