人知れず、夜泣き。


 え?? 何が??

 目が点になっているだろうワタシを他所に、美人秘書がわけの分からない事を言い出した。

 「いつも橘さんと一緒にいるワタシの事が目障りだからって、秘書を辞めろなんて言われても困ります」

 え?? 誰に言ってるの??

 事態が飲み込めない。

 修くんが眉間に皺を寄せながらワタシを見ている。

 ・・・え?? ワタシに言ってるの?? 美人秘書。

 「あと、陰でワタシのある事ない事吹聴するのもやめて下さい。 傷つきました」

 美人秘書の作り話はまだまだ続く。

 ・・・これは・・・ワタシが悪者仕立て上げられている・・・の??

 ビックリしすぎて固まってしまった。