人知れず、夜泣き。



 結局、気分を切り替える事も出来ないままシゴトをしていると、ポケットの中で携帯が震えた。

 店長に見つからない様に、そっと画面を見ると、

 〔お昼、お得意様と食べる事になっちゃったー。 桜と食いたかったのにー〕

 修くんからのLINEメッセージがきていた。

 思わず出そうになった溜息を、慌てて飲み込む。

 そんなワタシの様子を気に掛けてか、

 「桜と一緒に休憩入れる様に店長に言ってくる。 たまには一緒にランチしようよ」

 と百花が声をかけてくれた。

 百花は本当に優しい。

 絶対に良いお母さんになる。