━━キーンコーンカーンコーン

授業の終りを示すチャイムが鳴った。

その瞬間私は脱力した。

「はぁぁあああ...」

そう発して、机に倒れた。

「どうしたの??テストダメだったの??」

余裕の顔した星夜が聞いてきた。

「うん...まぁ...」

「顔死んでるよ〜はは〜」

陽葵は、笑った。

陽葵の笑顔が好きだ。

なんだか、ホッとするんだ...

陽葵の笑顔をみれば私も自然と笑顔になってしまう。

この気持ちはいつからだろうか。