『はぁ…』





どうしてこんなことになっちゃったのよ…、こんなはずなかったのに



『はぁ…』





あいつに聞こえるぐらいの大きさでため息をつく






『『はぁ…』』





何故か被ってしまった、ため息





ため息をしている人を探していると
隣に座っている友達が、思い詰めた顔でため息をしていた






『何かあったの?』









思わず自分から聞いてしまった私






「さあちゃん…」






今にも泣きそうな声で振り向かれ
オロオロしながら聞くことに




「実はねー…」