魔力はその量によって8つのランクに分かれている。



今では世界で数名しかいない
SSランク、Sランク


世界人口の約1%の
AAランク、Aランク


そしてその後に
Bランク、Cランク、Dランク、Eランク
と続いている。



このようなランクは魔力ランクと呼ばれている。



魔力は生まれ持ったものなので増えることはない。



因みに一番多いランクはDランクだ。



本当はDランクでいこうと思ったんだけどな。



あれだけの魔法発動しといてDランクじゃ通じないだろうし。



仕方ない。



「Cランクであれほどの魔法を発動できるのか?」



…Cランクでも通じないのか。



まぁバレるわけにはいかないしな。



「練習すれば誰でも出来ますよ〜」



口調が理事長のエルさんみたいになっているが気にしない。



「まぁいい。取り敢えず今日の式は中止しよう。」



お、何とかバレずに済んだか!?



ラッキー



話が入学式中止の方向でまとまった頃、今回の件で犯人を探していた教師が戻ってきた。



「誰もいませんでした。しかし体育館の屋根にこれが…」



そう言って見せたのは



短剣が刺さった人形だった…。