君だからだよ。

「ップ、でどうなの?」



「ごめんなさい。何も・・・・」


「そっか。なぁ焦ることはないよ」


「はい・・・・私の事をどれくらい知ってるの?


「しりたい?」


「うん、だって今の私は本当の私じゃないから」


「は?」


「だって、そうじゃない?私は記憶がなくなった梶 椿。」


「それじゃ、お前は偽物みたいじゃん」


「そうでしょ?だって翔だって私の中に眠る椿さんを待ってる」


「・・・・・」


「否定できないでしょ?」


「そんな悲しいこと言うなよ。お前の記憶がなくなってもお前に変わりはないって俺はわかるよ」