「ん?ああ、ちょっと待ってくれ。すぐ片づけ・・ッつ!!」

どうやらティーカップの破片で切ったらしい浦波の指には、赤い線がたれていた。
科学者らしい色白の肌から、床へとたれる。

ドクンッ!

心臓が、波打った気がした。

白と赤の組み合わせは、オレの体を反応させる。