「ユズキ!何故ここに・・・!?鍵はどうした!」
どたどたと騒がしく、浦波が数人の白衣の男女を連れ、やってきた。
「・・・!?そのレプリカは・・・!!」
ああ、うるさいな。
少し、黙っていてくれ。
オレの失った何かが、見つけられそうだったのに。
「・・・まさか、同じ日に目覚めるとは・・・・。死んだ日が同じだからか・・・・?」
浦波の後ろにいた男がそう言う。
死んだ日が、同じ?
ただの、偶然なのか。
それとも、必然なのか。
オレは、後者であってほしい。
別に、オレがレプリカになったのも必然であって欲しいワケじゃない。
ただ、彼女との再会を、偶然だなんて安い言葉で片づけられたくないのだ。



